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【駐在員必見 ASQ 隔離】タイ入国許可証の取得方法〜その②手続き開始から出国までの流れ〜

前回は、タイの入国許可証の書類一覧とその集め方に関して記載しました。

 

今回は、実際に日本からタイに出国するまでの流れを解説したいと思います。

前回と内容が重なるところがありますが、ご容赦下さい。

 

日本を出国するまでに大まかに7つのステップがあります。

  1. タイ大使館のHPで特別便の情報を確認する
  2. タイ大使館のHPで特別便の航空券を予約する
  3. タイ入国許可証(COE)の書類を集め、大使館にメールで提出する
  4. 〔3と同時進行〕タイ での隔離施設(ASQ)の予約
  5. 〔3と同時進行〕海外旅行保険の契約
  6. PCR検査及びFit to Flyの証明書の取得
  7. パスポートと申請書の原本、入国許可証、PCR検査陰性証明書、Fit to Fly、海外旅行保険契約書、ASQホテル予約確認書を持って空港へ!!

それでは、各ステップ毎内容を確認していきましょう。

 

ステップ①

タイ大使館のHPで特別便の情報を確認する

タイ大使館のTOPにお知らせ欄があります。

そこに『タイ国籍を有しない者のタイ王国入国への特別便(△年○月)』とあります。

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大使館TOP

ここをクリックすると、特別便の運行情報画面が出てきます。
それ以外にも、緊急事態宣言やコロナウイルス対策についての最新情報が書かれているので確認することをお勧めします。

 

ステップ② 

タイ大使館のHPで特別便の航空券を予約する

『タイ国籍を有しない者のタイ王国入国への特別便(△年○月)』をクリックすると、特別便の日程と空き状況が確認できます。

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特別便運行状況

ライムがこの画面を開いたのは9月9日ですが、既に9月分はほとんど満席ですね。

おそらく帰国希望のタイ人も同じ便に乗るため、すぐに満席になってしまいます。

状況により追加便もあるので、満席になっても定期的に大使館HPをチェックしましょう。

希望の便をクリックすると、航空券の料金やキャンセル規定などが書かれているので、よく読んでから手続きに進んでください。

※書類が集められず日程の変更がある場合は、規定された日までに連絡しないと150米ドルのノーショーチャージが発生するようです。

 

ステップ③  

タイ入国許可証(COE)の書類を集め、大使館にメールで提出する

タイ入国許可証(COE)に必要な書類は、前回の記事を参考にしてみて下さい。

 

 

wwwlimewww.hatenablog.com

 

簡単に確認すると以下の通りです。

①パスポートのコピー(顔写真のページです)

②パスポートのビザページ

③航空券のe-チケット

④COE申請書

 ※申請書はここからダウンロードできます。

⑤治療補償額が10万ドル以上の海外旅行保険加入契約証(英文)

※ライムはここのサイトから比較検討し、東京海上日動の保険に加入しました。

⑥タイに入国後、隔離するためのホテル(ASQ)の予約確認書

⑦入国の理由を示した書類

 

 

ステップ④

〔3と同時進行〕タイ での隔離施設(ASQ)の予約

 タイでの隔離施設は、9月9日現在で60施設あるようです。

 

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隔離施設一覧(ASQ)

 日系ホテルは、『ソラリア西鉄ホテル』のみですね。

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ソラリア西鉄 詳細

 ホテルは近隣のホテルと提携し、看護師が24時間体制でサポートしてくれます。

PCR検査は5日目と13日目の2回実施するようです。

スタンダードルームで1人14泊15日で65,000バーツ(1バーツ=3.4円とすると221,000円)。

日本でPCR検査すると1回あたり4~5万円

食事も3食付き(1食200バーツ(680円)と考えると、14日間で28,560円)

それらを差し引くと宿泊費は、1泊6,600〜8,000円程度・・・

まあ、バンコクに慣れている人にとっては、やや宿泊費は高いと感じる方もいると思いますが『ソラリア西鉄ホテル』は2020年5月にオープンしたホテルなので、割安かもしれません。

また、唯一の日系ホテルなので海外での滞在に慣れていない方は『ソラリア西鉄ホテル』がお勧めですね!ただ人気のため早めの予約が必要です。

私のお勧めは、アパートメントホテルです。アパートメントホテルにするメリットは3つあります。

一つ目は、洗濯機がついている!!

ホテルにはランドリーサービスがありますが、毎回別途料金が発生します。隔離対象者は、20%の割引があるところがほとんどですが、それでも14日間のランンドリーサービス代は高くつくでしょう。洗濯機が付いていれば、自分で選択することができ気分転換にもなるのでお勧めです。

二つ目は、部屋が広い!!

洗濯機付きの部屋は、基本「One-Bedroom」です。その為、部屋の構造は1LDKのようになっており、寝る場所と食事する場所、リラックスする場所が分かれています。14日間環境が変わらず、ずっと同じ場所にいると気が狂いそうになるので用途によって環境を変えることができるのは最高です。私は、日本で14日間自主隔離していた時、1Kのマンスリーマンションで滞在していましたが、3日で気が狂いそうでした。少しでも歩き回るスペースもあったほうが健康にもいいと思います。

三つ目は、料金が安い!!

アパートメントホテルは基本安いです。大手の4つ星、5つ星ホテルはブランドによる安心感がありますが、その分価格が高いです。アパートメントホテルは、基本聞いたことのない名前ですが、サービスや設備はブランドホテルとほとんど変わりませんが、価格がとても安くなります。私が滞在した『ROYAL SUITE HOTEL』も「One-Bedroom」で52,000バーツ(176,800円程度)で、上記の「ソラリア西鉄ホテル」よりも安かったです。最近は、バンコクの水道設備、給湯設備も向上してきているのであまり心配いらないと思います。もちろん、WIFIも滞在中何日か1時間程度使えなくなりましたが基本はTV電話がスムーズにできる程度に好調でした。

 

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ロイアルスイートホテル

 

予約方法ですが、メールまたはラインで連絡を取ります。

予約が完了したら、必ず予約確認書をメールでもらうようにしましょう。

必要書類などについては、また別で説明しますね。

 

ステップ⑤ 〔3と同時進行〕海外旅行保険の契約

タイ大使館が指定している海外旅行保険は、「治療補償額が10万米ドル以上」のものとなっています。もちろん、コロナウイルスに対しての治療補償を含んでいることが条件です。海外旅行保険会社のホームページをよく確認をして、契約しましょう。

また、指定されているのは「治療補償額が10万米ドル以上」だけなので、死亡補償など必要のないものは省いて大丈夫です。その方が、保険料も安く済むので確認してみてください。

保険に加入したら「COVID-19 ecpenses are payable as part of Midical & Rescuer@s Expenses」のようにコロナウイルスに対して補償する旨が書かれている、保険加入証明書を発行してもらいましょう。

 

クレジットカード会社で海外旅行保険が付帯するものもありますが、自動付帯なのかクレジットカードを使用した場合のみに適用なのか確認しましょう。また、クレジットカードの海外旅行保険は証明書を発行するまでに、時間がかかる頃とがあります。海外旅行保険の証明書は入国許可証を発行するときに必ず必要となるので、事前に確認して下さい。

 

LimEの場合は、東京海上日動さんにお願いしました。契約書は、オンラインで申請しクレジットカードで支払い後2日程度でメールで届きました。原本は申請から4日程度で到着したと思います。

 

〜ステップ③〜⑤までのまとめ〜

入国許可証を取得するまでに、

大使館とのやりとり

隔離施設とのやりとり

海外旅行保険会社とのやりとり

が必要で全て同時進行で進んでいきます。

LimEは、申請書類を集め出してから全て出し終えるまで2週間程度かかりました。

特に、大使館と隔離施設とのやりとりは全てメールなので書類をPDFにしたり、返事を待ったりする時はとってもストレスでした。現在は航空券の予約システムもできたり、ホテルの現場も対応に慣れてきていると思います。途中で投げ出したくなりますが、辛抱強くやりとりしてきましょう。

 

ステップ⑥  PCR検査及びFit to Flyの証明書の取得

PCR検査とFit to Fly(搭乗可能健康証明書)を受信できるクリニックや病院は少しづつ増えてきています。大使館のHPにも一覧があるので確認をして問い合わせてみるといいと思います。

但し、PCR検査とFit to Flyは保険適用外となるので費用は高額です。PCR検査は、検査費用は3〜4万円程度で陰性証明書を発行するのに追加で5,000円程度料金が発生するところがほとんどです。また、Fit to Fly も同様に証明書の発行に5,000円程度必要です。合計で5万円程度必要と考えておくといいと思います。クリニックによって料金がバラバラなので、少しでも費用を抑えたい方は、比較して探してみて下さい。

LimEは、大森町駅前にある「大森町駅前内科小児科クリニック」さんにお願いしました。

対応もとっても親切で、予約もラインでクリニックを友達登録し、システムに沿って回答していくと簡単に予約できます。先生も慣れている感じでとっても安心しました。

 

また、PCR検査は渡航72時間前以内に発行された陰性証明書が必要です。

基本的に、PCR検査は検査日の2日後に結果が出ます。発行された日が、渡航72時間以内であれば大丈夫なので渡航する4日前に受診し、2日前または前日に陰性証明書を受け取るのが良いと思います。

 

ステップ⑦ パスポートと申請書の原本、入国許可証、PCR検査陰性証明書、Fit to Fly、海外旅行保険証明書、ASQホテル予約確認書を持って空港へ!!

最終的に必要なものを確認しましょう。

  1. パスポート(ビザや再入国スタンプがあること)
  2. COE申請書の原本
  3. 入国許可証(COE)
  4. PCR検査陰性証明書(英文)
  5. Fit to Fly(英文)
  6. 海外旅行保険証明書(英文、コロナウイルスの補償含む、治療補償10万米ドル以上)
  7. 隔離施設(ASQ)の予約確認書

上記の書類は、出発のチェックインカウンターと入国時の手続きで必要となります。クリアファイルに入れてまとめておきましょう。

 

以上長くなりましたが、タイの入国許可証の取得からPCR検査そして出発までご説明させて頂きました。長文で分かりにくくなってしまい申し訳ありません。

少しでも、これから海外に渡航される方のお役に立つことができれば幸いです。

次は、隔離施設(ASQ)の予約時に必要な書類について書かせて頂きたいと思います。

 

きっとみんなこれが知りたい情報ですよね・・・・遅くなり申し訳ございません・・・

 

 これから海外に渡航される方!タイに渡航される方!仕事を頑張る方に幸運あれ!!!